現場で活用・実証されている
DX事例について紹介します

流域治水デジタルテストベッド

施策概要

気候変動による水災害の激甚化・頻発化への備えとして、国として必要な流域治水立案技術及び洪水予測技術の開発を加速するため、国総研では、サイバー空間上の実証実験基盤「流域治水デジタルテストベッド」について、令和7年度運用開始を目指して現在整備中です。

広大な流域で流域治水を進めるには、多様な関係者間でのリスクコミュニケーションや、事前の防災体制構築が必要です。流域治水デジタルテストベッドは、いわば「デジタルツインで流域治水を考える実験場」として整備し、官民連携によるイノベーションを加速させることで、リスクコミュニケーションに必要な水害リスク・対策効果の「見える化」技術や、事前の防災体制構築に必要な洪水予測技術の開発の促進を図ります。

流域デジタルツインの実験場(流域治水デジタルテストベッド)>
流域デジタルツインの実験場(流域治水デジタルテストベッド)

具体事例

水害リスク・対策効果の
3次元可視化ビューアの開発

流域治水デジタルテストベッドの一部機能として、「水害リスク・対策効果の3次元可視化ビューア」を開発・試行し、モデル水系(山国川)における流域治水協議会や小学校児童クラブでの説明を行いました。そこで得られた意見や要望を今後の整備にフィードバックしながら、より防災まちづくりの検討に活用可能なものへ改良していきます。

詳しい情報はこちら:
https://www.nilim.go.jp/lab/feg/dtb/dtbindex.htm

3次元可視化ビューア(開発中のもの)による表示例>
3次元可視化ビューア(開発中のもの)による表示例
山国川水系流域治水協議会(令和5年5月24日)
山国川水系流域治水協議会(令和5年5月24日)
中津市立沖代小学校児童クラブでの説明(令和5年6月30日)
中津市立沖代小学校児童クラブでの説明(令和5年6月30日)