東京都千代田区における、用途が「事務所」の事例です。
東京都心の金融機関の本部ビルの建替プロジェクト。外皮性能の向上、高効率熱源・空調システム、自然エネルギー活用によりZEB Readyの達成を目指す。また、既存躯体利用により建築時と運用時のCO2排出量を減らしWLCの総合的な削減を目指す。
●部門:新築
●建物種別:建築物(非住宅・一般部門)
●建物名称:(仮称)労働金庫会館
●所在地:東京都千代田区
●用途:事務所、その他(自動車車庫)
●延床面積:7,375㎡
●提案者:労働金庫連合会
●設計者:株式会社日建設計
●施工者:未定
●事業期間:2024年度~2026年度
水平フィンやウェルネス階段を採用し、ZWB(ゼロウォータービル)、ノンフロン型冷暖房計画を目指した提案は、都市部における中小規模オフィスビルの課題解決に向けた取り組みとして先導的として評価した。また、BCP対策や既存躯体・部材の再利用によりWLCに関しても十分な配慮がなされている点も評価した。脱炭素やウェルネス効果など各種提案した省CO2技術について事後検証を行い、情報発信することを期待する。