宮城県仙台市青葉区における、用途が「庁舎/飲食店/集会所」の事例です。
東北地方で唯一の政令都市である仙台市の市庁舎の新築プロジェクト。防災環境都市に相応しい新庁舎として、自然通風や自然採光、準寒冷地の条件をふまえた高い断熱性能の材料や各種高効率空調設備の採用により、建設段階においてZEB Readyの認証を取得している。
●部門:新築
●建物種別:建築物(非住宅・一般部門)
●建物名称:仙台市役所新本庁舎(第1期)
●所在地:宮城県仙台市青葉区
●用途:事務所、飲食店、集会所、その他(駐車場)
●延床面積:59,969㎡
●提案者:仙台市役所
●設計者:石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体
●施工者:大林組・鉄建建設・仙建工業・深松組共同企業体ほか
●事業期間:2024年度~2027年度
One-Way換気+天井放射空調、動力不要のヒートパイプ除湿など新たな技術をバランスよく採用し、執務者の行動変容を促す工夫も導入されており、準寒冷地におけるレジリエンスに配慮した公共建築物の好事例になりうるものとして評価した。また、躯体の一部に電炉材を使用することでWLCの削減に寄与する点も評価した。脱炭素やウェルネス効果など各種提案した省CO2技術について事後検証を行い、情報発信することを期待する。