企業向け

長野県立科町

開発合宿というワーケーションを確立

  • 人口:7,203人(2019年10月)
  • 概要:立科町は長野県の東部北佐久郡の西端に位置する町。稲作を中心としてりんご・高原野菜・畜産などの農業が盛ん。
    また、女神湖・白樺湖・蓼科牧場を有する一大リゾート地で四季折々の自然の恵みを満喫することができる。

ワーケーションを取り組み始めた経緯は?

  •  人口が少ない立科町では地元に雇用を生み出すことが課題でした。そこで、2016年頃からテレワーク推進事業を始めました。テレワークであれば、どこにいても、都市部の仕事ができると考えたからです。私達は「社会福祉型テレワーク」といって、多様な人達、例えば子育て世代など、色々な人が町のあらゆる場所でインターネットを使って仕事ができ、社会そのものに関わるような町にしようというビジョンを作りました。
     社会福祉型テレワークは企業進出型テレワークと雇用創出型テレワークの2つから成り立ちます。企業進出型で企業や仕事を呼び込み、雇用創出型で地域の人材を提供し、双方にメリットがあるようにしました。その一環として、町外からワーケーションを実施する企業を呼び込む「立科ワークトリップ」という取り組みを始めました。

立科町が推進するワーケーション「立科ワークトリップ」はどのようなものでしょうか?

  •  立科ワークトリップでは、「開発合宿」や「ハッカソン」という形式に特化しています。開発合宿やハッカソンとは、エンジニアの方が職場を離れてリゾート地などで宿泊しながら集中的に開発するものです。他の地域でもやっていますが、立科町では立科ワークトリップとうたっています。

企業を受け入れる際に力を入れていることはどのようなことでしょうか?

  •  立科ワークトリップの特徴は、観光協会にいるコーディネーターが丁寧に企業の要望を聞いて様々な提案ができることです。ワーケーションを実施したい企業のニーズは十社十様です。このような異なるニーズに丁寧に応えられることが重要です。また、ワーケーションを受け入れる宿泊施設も全て協力的な宿に参画してもらっています。町としても、ワーケーション実施に必要な機材を各宿に貸し出しているので、どの宿を選んでも開発合宿やハッカソンが可能なことも特徴のひとつです。また、立科ワークトリップでは、企業に対して、仕事の成果が出せるワーケーションということを訴求ポイントにしています。実際、参加者からは1泊2日のワーケーションだったにも関わらず、普段よりも2、3週間仕事が進んだ気がしたという嬉しい言葉をもらいました。

ワーケーションの導入を考えている企業へのメッセージ
インタビューにお答えいただいたのは:立科町企画課企画振興係 上前 知洋 さん

ワーケーションを検討している企業も色々と模索しているかと思います。私達は、「仕事の成果に繋がるワーケーション」を合言葉に受入環境を整備しています。企業対応ができる地域コーディネーターもいますので、気軽にお問合せください。

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