環境

硫黄酸化物低減装置(EGCS)が故障した場合の対応


IMOは、船舶が航海中において搭載する硫黄酸化物低減装置(以下、「EGCS」という。)が故障した場合、サーキュラー(MEPC.1/Circ.883/Rev.1)に従った対応を実施することを求めています。
これを踏まえ、海事局は、EGCSが故障し基準に適合しなくなった船舶に対し以下の対応を求めます。
 

1.日本籍船の場合
(1)速やかにEGCSの復旧を試みること。
(2)EGCSが不具合発生後1 時間以内に基準に適合している状態に復旧できなかった場合、以下の対応を実施すること。
 [1]規制適合油を使用すること1
 [2] 以下の事項を地方運輸局等※2に報告すること。
  (i) 不具合の内容、発生日時、継続時間
  (ii) 復旧のために講じた措置
  (iii) 今後取らねばならない措置


※1 仮に、船舶が次港までの航行に必要な量の規制適合油を保持していない場合、その船舶が次港に入港するにあたり必要となる規制適合油の量を留保して、その不足分については非規制適合油を使用することを認める。なお、次港において、EGCSが復旧しない場合は、規制適合油を補油し使用すること。

※2 船舶が日本国領海外を航行している場合は、関東運輸局の船舶安全環境課、日本国領海内を航行している場合は、最寄りの地方運輸局の船舶安全環境課。それぞれの連絡先は以下のとおり。
 
地方運輸局等 アドレス
北海道運輸局 hqt-report-hokkaidomlit.go.jp
東北運輸局 hqt-report-tohokumlit.go.jp
関東運輸局 hqt-report-kantomlit.go.jp
北陸信越運輸局 hqt-report-hokushinmlit.go.jp
中部運輸局 hqt-report-chubumlit.go.jp
近畿運輸局 hqt-report-kinkimlit.go.jp
神戸運輸監理部 hqt-report-kobemlit.go.jp
中国運輸局 hqt-report-chugokumlit.go.jp
四国運輸局 hqt-report-shikokumlit.go.jp
九州運輸局 hqt-report-kyusyumlit.go.jp
沖縄総合事務局 hqt-report-okinawamlit.go.jp
※メールアドレスの中の「★」を「@」に変更して送信してください。

(3)(2)において、復旧したか否かに関わらず、以下についてEGCS記録簿に記載すること。
 [1]不具合の内容、発生日時、継続時間
 [2]復旧のために講じた措置
 [3]今後取らねばならない措置
 [4]記録装置に故障その他の異常が生じた場合は、使用している燃料油の硫黄分濃度


2.外国籍船の場合(次港が日本)
(1)速やかにEGCSの復旧を試みること。
(2)EGCSが不具合発生後1 時間以内に基準に適合している状態に復旧できなかった場合、以下の対応を実施すること。
 [1]規制適合油を使用すること※3
 [2]以下の事項を地方運輸局の外国船舶監督官※4に報告すること。
   A)旗国からの指示に基づいた措置
   B)復旧のために講じた措置
   C)今後取らねばならない措置


※3 仮に、船舶が次港までの航行に必要な量の規制適合油を保持していない場合、その船舶が次港に入港するにあたり必要となる規制適合油の量を留保して、その不足分については非規制適合油を使用することを認める。なお、次港において、EGCSが復旧しない場合は、規制適合油を補油し使用すること。

※4 外国船舶監督官の連絡先は以下のとおり。
 
地方運輸局等 アドレス
北海道運輸局 PSC_hokkaido★mopera.net
東北運輸局 sendaishiogama★mopera.net
関東運輸局 pscykhm★maple.ocn.ne.jp
北陸信越運輸局 hokushin-psc★mopera.net
中部運輸局 pscngy★aqua.ocn.ne.jp
近畿運輸局 kkt-psc-kantoku★gxb.mlit.go.jp
神戸運輸監理部 psckb★pearl.ocn.ne.jp
中国運輸局 pschrsm★lime.ocn.ne.jp
四国運輸局 psctkmt★lime.ocn.ne.jp
九州運輸局 hkt-psc★sage.ocn.ne.jp
沖縄総合事務局 pscokinawa.d1z★ogb.cao.go.jp
※メールアドレスの中の「★」を「@」に変更して送信してください。

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課
電話 :03-5253-8111
直通 :03-5253-8118

ページの先頭に戻る