一言に「海洋開発」と言っても、石油・天然ガス・メタンハイドレート等の「資源」の開発から洋上風力発電・波力発電・潮流・海流発電等の「海洋再生可能エネルギー」の開発まで、その分野は様々です。
最近では、将来の国産天然ガス資源として期待されているメタンハイドレートの生産試験が実施されました。また、沖縄近海等に分布する海底熱水鉱床でもパイロット試験が行われ、世界で初めて連続揚鉱に成功しています。日本は資源小国と言われますが、日本の周辺海域での資源開発は、商業化に向けて、着実に取り組みが進められています。
また海洋は、再生可能エネルギーのポテンシャルにもあふれていて、世界初となる浮体式洋上ウィンドファームによる実証研究事業や海流発電の実用化に向けた実証試験なども行われています。
このように、「海洋開発」はまだまだ発展の余地が大きい未開のフロンティアであり、魅力にあふれています。
このような魅力にあふれる海洋開発には、資源工学、機械工学、電気工学、造船工学、プロジェクトマネジメントなどの広範にわたる知識が必要とされており、いろいろな分野から若い頭脳を結集することが、この未開のフロンティアを切り拓いていく原動力となります。
このため、国土交通省では、無限の可能性を持つ大学生、大学院生、社会人1年生などをターゲットに、海洋開発分野に関心を持ってもらい、また、自分の専門が海洋開発分野を切り拓く武器となることを知ってもらうために、海洋開発に必要となる広範な知識を体系的・包括的にカバーする教材を作成し、公表しています。
海洋開発産業概論(改訂第3版)を発行しました。(PDF版をこちらから表示できます。)
・表紙~第4章
・第5章~第7章(最後)
目次
1.序論
2.海洋開発産業の背景と現状
3.海洋石油・天然ガス開発の実際
4.海洋再生可能エネルギー開発の実際
5.安全と環境保全
6.プロジェクト・マネジメント(Project Management)
7.(付録)世界のプロジェクト
(付録) 用語の解説
索引
改訂履歴
第1版 (2018年5月発行):初版発行
改訂第1版(2017年3月発行):情報更新
改訂第2版(2018年3月発行):情報更新
改訂第3版(2021年3月発行):情報更新
海洋開発ビジネス概論(改訂第2版)を発行しました。(PDF版をこちらから表示できます。)
※海洋開発ビジネス概論は、「第1部 海洋開発の特徴と事例編」及び「第2部 プロジェクトマネジメント編」の2部構成です。
・海洋開発ビジネス概論(改訂第2版)
第1部 海洋開発の特徴と事例編 目次
1.序論
2.海洋開発ビジネスの特徴
3.海洋開発プロジェクトの事例
4.FPSO傭船契約とリスク管理
5.付録(関連法規一覧)
6.用語の解説
索引
第2部 プロジェクトマネジメント編 目次
1.序論
2.プロジェクトマネジメントとは
3.プロジェクトを取りまく組織
4.プロジェクトの立上げ
5.プロジェクトの計画
6.プロジェクトの実行と監視
7.プロジェクトの終結
8.用語の解説
索引
改訂履歴
第1版 (2017年3月発行):初版発行
改訂第1版(2018年3月発行):情報更新
改訂第2版(2022年3月発行):情報更新
海洋開発工学概論を発行しました。(PDF版をこちらから表示できます。)
※海洋開発工学概論は、「海洋資源開発編」、「海洋再生可能エネルギー開発編」、「海洋開発技術編」の3部構成です。
・表紙~第2章
・第3章 3.1~3.4
・第3章 3.5~3.9
・第4章
・第5章 5.1~5.4
・第5章 5.5~5.6
・第6章~第7章
・第8章
・第9章(最後)
目次
1.序論
2.石油・天然ガス資源の基礎
3.探鉱から生産までの基礎技術
4.海洋油ガス田からの生産技術
5.海洋油ガス田開発に用いられる船舶及び関連設備
6.新たな海洋資源開発へ向けて
7.(付録)代表的な船舶の事例
(付録)海洋資源開発 参考動画集
8.プロセスセーフティ
9.デジタルトランスフォーメーション(DX)
索引