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ユースケース開発ガイド – 自治体編|01. PLATEAUって?

国土交通省の推進するProject PLATEAU(プラトー)について、概要を紹介します。強みや特徴、データ連携について、予算や財政的支援の情報などを掲載しています。

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PLATEAUって?

Project PLATEAU(プラトー)は、2020年にスタートした国土交通省の新しい取り組みです。その狙いは、スマートシティをはじめとしたまちづくりのDXを進め、人間中心の社会を実現することにあります。

PLATEAUでは、都市を3Dデータ化し、それを活用してさまざまなサービスを生み出しています。また、データそのものを誰もが利用できるようにしていく取り組みを進めています。

これまでの3Dデータと比較し、PLATEAUの3D都市モデルは、以下の4つのメリットを備えています。

①形だけではなく意味情報を保存できる
②データの連携やソフトウェアの連携がしやすい
③自治体が保有しているデータから効率的に3D都市データを整備できる
④地域の課題に応じて保存する情報をカスタマイズできる

誰もが利用できる「3D都市モデル」が浸透していくことで、これまでは平面で説明していた問題をより視覚的に把握できるようになります。また、サイバー上に立体情報を持った都市空間を再現することで、これまでよりも精緻なシミュレーションが可能になります。

PLATEAUの強み

庁内の既存データを活用できる
3D都市モデルは、主に地方公共団体が保有する3つのデータから作られています。今あるデータを活用して効率的に3D都市モデルを整備することができます。

豊富な事例をウェブで体験できる
PLATEAUウェブサイトでは、3D都市モデルをブラウザ上でプレビューできるほか、これまで整備されてきた約60都市の3D都市モデルや、災害リスク情報などのユースケースデータを閲覧することができます。

誰もがデータを利用できる
PLATEAUでは、3D都市モデルをオープンデータとして一般公開しています。公開されたデータは、商用利用も含め、誰もが自由に利用することができます。実際にオープンデータを活用し、さまざまなソリューションが生まれています。

補助制度を利用できる
地方自治体が行う3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化の取り組みについて、国の補助制度を利用可能です。小規模な基礎自治体から都道府県単位まで、地域の実情に応じて支援を受けることができます。

何ができるのか

形だけではなく意味情報を保存できる
PLATEAUのデータは、従来のような「形」のみを3Dデータ化したモデルではなく、建物や街路の用途や築年数、行政計画といった都市活動情報などの「意味」を付与したモデルです。こうした意味をコンピュータが処理することによって、まちづくりやシミュレーション、分析に活用しやすくなります。
 
たとえば、個々の建物が「どの程度の古さで、何階まであるか」を可視化することによって、高さ情報と掛け合わせて、垂直避難を視野に入れた防災計画を立てられるようになります。「避難警告が出たら、この建物のこの階まで避難する」という詳細なシミュレーションが可能になるのです。

さまざまなソフトウェアで利用しやすい
PLATEAUの3D都市モデルは、特定のソフトウェアに依存しない、国際標準かつオープンな規格によって記述されたデータです。このため、GIS(地理空間情報システム)やゲームエンジン、CG、CAD、BIMソフトなど、多様な分野のソフトウェアで利用可能です。

Q & A

PLATEAUを利用できるのは誰?
公開されたデータは、商用利用を含め、誰もが利用することができます。

何の役に立つの?
整備した3D都市モデルは三次元地図としてそのまま利用することも可能です。また、各種データを組み合わせることでシミュレーションや分析、アプリケーション開発など任意のサービスに展開することができます。

予算はどのくらい必要?
3D都市モデルは地方公共団体が保有する地図や測量成果を再利用することで、比較的安価に構築可能です。
たとえば、都市の規模にもよりますが、都市計画基本図や都市計画基礎調査をフル活用すれば、300万円程度の予算で100km2の建築物モデルを整備することも可能です。
国土交通省都市局では、費用感の相談や見積りツールの配布なども行っていますので、ぜひお問い合わせください。
また、「3D都市モデルの導入ガイダンス(第2.0版)(pdf)」p.49に掲載されているコラム「LOD1モデル整備の代表的なケースの費⽤試算」では、より詳しい費用試算の考え方を掲載しています。

財政的支援はありますか?
国の補助制度を利用可能です。「都市空間情報デジタル基盤構築支援事業(PLATEAU補助制度)ポータル」で情報を参照することができます。