uc22-036

ヒートアイランド・シミュレーション

実施事業者エムエスシーソフトウェア株式会社
実施場所東京都千代田区
実施予定-
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3D都市モデルを活用した熱流体解析による温熱環境シミュレーションを実施。ヒートアイランド現象による影響を分析し、対応策の効果を定量的に検証する。

実証実験の概要

都市部では、地球規模の気候変動に伴う気温上昇に加え、オフィスビル等からの排熱も加わったヒートアイランド現象による夏季の屋外環境の高温化が顕著となっており、その抑制は都市開発における重要な課題となっている。

今回の実証実験では、3D都市モデルの建物形状を活用し、熱流体解析による温熱環境シミュレーションを実施することで、ヒートアイランド現象による影響を分析する。また、緑化等の効果をシミュレートすることで、ヒートアイランド対策の効果を定量的に検証する。

実現したい価値・目指す世界

環境問題の一つであるヒートアイランド現象とは、都心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる都市の高温化現象である。著しい高温化は、熱中症を含め人体への健康被害をもたらすこともあり、都市計画や住宅街の周辺環境を検討する上でヒートアイランドの抑制は重要な課題となる。

ヒートアイランド現象の影響の検証には都市スケールの三次元モデルが必要となるが、従来は個別に地方公共団体等が三次元モデルを整備する必要があり、コストと準備時間が課題となっていた。

3D都市モデルは建物形状を含むオープンなデジタル・インフラであり、これを活用することでシミュレーション全体の工数が大幅に縮減でき、低コストかつ効率的に建物から都市までの多様なスケールでシミュレーションを実施することが可能となる。

今回の実証実験では、千代田区の3D都市モデルを活用し、熱流体解析ソフトウェアで利用することで、数値流体力学(CFD; Computational Fluid Dynamics)に基づく温熱環境シミュレーションを実施。3D都市モデルを活用したヒートアイランド現象の影響分析手法を確立する。また、ヒートアイランド対策実施前後等のシミュレーション結果を定量的に比較・検証する手法を開発することで、今後のまちづくりへの活用を目指す。

対象エリアの地図(2D)
対象エリアの地図(3D)