官庁営繕

中央合同庁舎第6号館 赤れんが棟

■ 施設概要

 本建物は、明治政府が招聘したドイツ人建築家ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンの設計により実施設計・工事監理には河合浩蔵が参画し、明治28年(1895年)に旧司法省庁舎として完成しました。
 その後、大正12年(1923年))の関東大震災では、れんが壁が鉄材で補強されていたため、ほとんど被害を受けませんでしたが、昭和20年(1945年)の東京大空襲により、れんが壁を残して焼失しました。そのため、屋根を天然スレートから瓦にするなどの改修工事が行われ、昭和25年(1950年)法務省本館として利用されるようになりました。
 中央合同庁舎第6号館の整備に伴い、村松貞次郎、堀内正昭両氏の監修のもと建設大臣官房官庁営繕部により、平成6年(1994年)外観が創建時の姿に復原され、法務総合研究所及び法務図書館として生まれ変わりました。
 本格的なドイツ・ネオバロック様式の外観に特徴があり、都市の景観上貴重で歴史的価値が高いため、平成6年(1994年)12月27日に重要文化財の指定を受けました。
 

  • 中央合同庁舎第6号館赤れんが棟

■ 建物データ

 創建当時の名称 : 司法省
        地 : 東京都千代田区
     模 : れんが造 地上3階
        者 : エンデ&ベックマン
        年 : 明治28年(1895年)
        法 : 復原保存
        他 : 重要文化財(平成6年(1994年)指定)

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