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2008/12/11 第59号
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◆国土交通セミナー
○~ 楽しく、美しい雪のもうひとつの素顔 ~ 雪崩(なだれ)に注意!
今年も雪の季節がやってきました。
近年は、地球温暖化等の影響により少雪傾向ではありますが、実は、日本
は世界でも有数の雪の多い国で、国土面積の半分以上が豪雪地帯に指定され
ています。この豪雪地帯には日本全国の人口の2割近くにあたる人々が生活
し、また、のべ7,000万人のスキーヤーが雪と親しんでいます。
このように多くの方が触れる機会のある雪ですが、雪国での生活やスキー
などのレジャーには欠かせないものである一方、皆さんの生命と生活を奪い
去る大きな脅威にもなってしまいます。
これが、雪のもうひとつの素顔である「雪崩」です。
「雪崩」は山の斜面などに積もった雪がくずれ落ちる現象で、厳冬期に多
く起きる「表層雪崩」と、春先に多く起きる「全層雪崩」があります。特に
表層雪崩のスピードは100~200Km/hと「新幹線並」と言われるほどの速度で、
強大な破壊力を持ち、被害範囲も広くなります。
この「雪崩災害」から生命・財産を守るため、国土交通省では雪崩防護工
や雪崩予防柵の整備などの雪崩対策事業を実施しています。そして、雪崩に
よる災害を軽減するためには、このような雪崩防止施設の整備とともに、警
戒避難体制の確立や、雪崩災害に対する理解を深めていただくことが重要で
す。
次のような場所や条件下では、雪崩が発生しやすくなっています。雪崩
災害から身を守るためにも、このような危険信号には十分注意しましょう。
▽こんなところ…
◆急な斜面、特に雪庇(せっぴ)や吹きだまりができている斜面
◆過去に雪崩が発生した斜面
◆低木林や植生がまばらな斜面
▽こんなとき…
■表層雪崩の場合
気温が低く、古い雪の上に短時間で多量の新雪が積もったとき(1~2月
にかけて多く発生)
■全層雪崩の場合
気温が上昇する春先や降雨後、フェーン現象等で気温が上昇したとき、
斜面の積雪に亀裂が発生しているとき
国土交通省では、各地で雪が降り始める毎年12月1日から7日を「雪崩
防災週間」と定め、雪崩防災に関する広報・啓発活動を推進するとともに、
雪崩防止施設の点検調査を行なっているほか、雪崩災害の防止に功績のあっ
た個人や団体を表彰しています。
また、平成21年1月29日(木)~30日(金)に、積雪量が多く、マタギの里と
して有名な秋田県北秋田市において「”伝承と創造”中山間地域の防災と雪
国のくらし」をテーマとするシンポジウム(入場無料)を開催しますので、
是非ご参加ください。
今後も、雪崩による死者ゼロを目指し様々な施策を行なってまいりますの
で、皆さんのご理解・ご協力をお願いいたします。
◆行事案内
○国家試験のご案内 『航空従事者技能証明等学科試験』
年に6回(5・7・9・11・1・3月)実施しております「航空従事者技能
証明等」の学科試験のうち、平成21年1月25日(日)に行われる試験の概要を
お知らせします。
<資格>
・定期運送用操縦士(飛 注:航空法規の科目のみ受験する者に限る)
・事業用操縦士(飛)(回)
・計器飛行証明
・航空英語能力証明