【平成29年度】農林家の家
最終更新日：令和5年3月16日
熊本県葦北郡芦北町の事例です。
事業概要
●建設地：熊本県葦北郡芦北町
●地域区分：7 地域
●設計者：すまい塾 古川設計室（有）
●竣 工：平成 31 年 1 月
●用 途：専用住宅
●構造・階数：木造軸組・地上 1 階
●敷地面積：691.38 ㎡
●延床面積：119.56 ㎡
●建築面積：124.32 ㎡
●地域区分：7 地域
●設計者：すまい塾 古川設計室（有）
●竣 工：平成 31 年 1 月
●用 途：専用住宅
●構造・階数：木造軸組・地上 1 階
●敷地面積：691.38 ㎡
●延床面積：119.56 ㎡
●建築面積：124.32 ㎡
提案概要
●熊本県の中山間地の畑の多い傾斜地に建つ住宅で、林業家・農家の施主所有の山の木を伐採し、地元の製材所で加工した材を用い、厚貫、差鴨居、足固めによる伝統的な軸組を構成している。高温多湿な気候特性に配慮し、吸放湿性の高い漆喰壁や無垢板、藁畳床等を採用している他、夏の卓越風に配慮した窓計画や通風経路の確保（高窓、引込戸、室内欄間、床面換気口等）といった工夫がなされている。
●地域の気候風土に応じた木造建築の要素技術については、土塗壁以外の真壁、開放的な床下（石場建て、足固め）、地場で製作される木製建具を採用している。外壁については、ガイドラインに示されている土壁以外の真壁構法の一つの方向性を示すものと考えられる。
●現行の省エネ基準では評価が難しい環境負荷低減に寄与する対策については、3枚引き戸で仕切られた続き間、深い軒庇、多層構成の建具（木製ガラス戸、内障子、格子網戸、防寒シャクリ）、地元産（八代産）の畳表と藁床で構成される本畳、県内からの職人の登用、薪ストーブ等、幅広い対策が講じられている。全体的に、伝統的な構法で施主所有の山の木を使用し、薪ストーブや薪ボイラーを設置するなど、地域の技術と材料を活かそうとしている取組みである。
●地域の気候風土に応じた木造建築の要素技術については、土塗壁以外の真壁、開放的な床下（石場建て、足固め）、地場で製作される木製建具を採用している。外壁については、ガイドラインに示されている土壁以外の真壁構法の一つの方向性を示すものと考えられる。
●現行の省エネ基準では評価が難しい環境負荷低減に寄与する対策については、3枚引き戸で仕切られた続き間、深い軒庇、多層構成の建具（木製ガラス戸、内障子、格子網戸、防寒シャクリ）、地元産（八代産）の畳表と藁床で構成される本畳、県内からの職人の登用、薪ストーブ等、幅広い対策が講じられている。全体的に、伝統的な構法で施主所有の山の木を使用し、薪ストーブや薪ボイラーを設置するなど、地域の技術と材料を活かそうとしている取組みである。
地域の気候風土への適応・環境負荷低減対策
●続き間：家族室と和室が続き間。３枚引戸で仕切られている。
●深い軒・庇：軒の出1,334mm
●多層構成の建具：木製ガラス戸、内障子、格子網戸の組み合わせとなっている。
●欄間：床の間－家族室、和室－寝室、ホール－母室３か所の室間に欄間が設けられている。
●木製建具：地場製作の木製建具が使われている。
●開放的な床下（石場建て）：通気・乾燥が見込める開放的な床下工法としている。
●床下換気口：床面に換気口を設け、床下の冷気を取込めるようになっている。
●畳（藁床の本畳）の使用：八代産の畳表と藁床で構成される畳が使用されている。
●深い軒・庇：軒の出1,334mm
●多層構成の建具：木製ガラス戸、内障子、格子網戸の組み合わせとなっている。
●欄間：床の間－家族室、和室－寝室、ホール－母室３か所の室間に欄間が設けられている。
●木製建具：地場製作の木製建具が使われている。
●開放的な床下（石場建て）：通気・乾燥が見込める開放的な床下工法としている。
●床下換気口：床面に換気口を設け、床下の冷気を取込めるようになっている。
●畳（藁床の本畳）の使用：八代産の畳表と藁床で構成される畳が使用されている。
建築
国土交通省住宅局参事官（建築企画担当）付
電話 :03-5253-8111
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