【下水道分野の温室効果ガス排出量と電力消費量】
<中期ビジョン>
・「新下水道ビジョン」(平成26年7月)における長期ビジョンの1つの柱として、“水・資源・エネルギーの集約・自立・供給拠点化”が掲げられている。
> 再生水、バイオマスである下水汚泥、栄養塩類、下水熱について下水道システムを集約・自立・供給拠点化とする。
> 従来の下水道の枠にとらわれずに、水・バイオマス関連事業との連携・施設管理の広域化、効率化を実現する。
・さらに、「新下水道ビジョン」のより一層の推進に向け、平成29年8月に国土交通省が策定した「新下水道ビジョン加速戦略~実現加速へのスパイラルアップ~」においては、概ね20年での下水道事業における電力消費量の半減及び下水処理場の地域バイオマスステーション化への重点的支援等を位置付けた。
[1]創エネ・省エネ対策の推進(20230年度までに2013年度比130万t-CO2の削減)
[2]下水汚泥焼却施設における燃焼の高度化等(同78万t-CO2の削減)
・上記目標の達成のためには、下水処理場を活用した地域バイオマス受入や下水熱の推進等の取組の推進により地域全体での効率的なエネルギー利用が必要。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/keikaku/211022.html
<脱炭素社会への貢献のあり方検討小委員会>
・令和3年3月には、脱炭素社会への貢献のあり方検討小委員会において、脱炭素社会の実現に貢献する下水道の将来像を定め、関係者が一体となって取り組むべき総合的な施策とその実施工程表を「脱炭素社会への貢献のあり方検討小委員会報告書」としてとりまとめた。
・脱炭素・循環型社会への転換を先導する「グリーンイノベーション下水道」を目指し、今後、下水道管理者である地方公共団体等の関係者が、戦略的な取組を定める際の指針として利用されることが期待される。
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000734.html
<下水道のエネルギー拠点化の推進~地域バイオマスの利活用~>
・案件形成支援:R4年度「下水道エネルギー拠点化コンシェルジュ事業」公募情報
・下水処理場における地域バイオマス利活用マニュアル
・下水汚泥エネルギー化技術ガイドライン-改訂版-
・「ディスポーザー導入時の影響判定の考え方」について
<下水道の省エネの推進>
・案件形成支援:R4年度「下水処理場におけるエネルギー消費分析、省エネルギー対策の実施支援事業(省エネ診断)」公募情報
・下水処理場のエネルギー最適化に向けた省エネ技術導入マニュアル(案)
<下水汚泥資源の肥料利用の拡大>
<下水熱利用の推進>
・下水熱利用の推進に向けて
・案件形成支援:R4年度「下水道エネルギー拠点化コンシェルジュ事業」公募情報
<地方公共団体実行計画の策定>
・地方公共団体実行計画策定支援サイト(環境省HP)
・地方公共団体実行計画(事務事業編)策定・実施マニュアル(本編)(環境省HP)
<下水道への再生可能エネルギーの導入>
・「水循環政策における再生可能エネルギー導入促進に向けた数値目標」(内閣府HP)
・エネルギー特別会計:「R4年度 上下水道・ダム施設の省CO2改修支援事業」(準備中)
<広域化・共同化の検討における下水汚泥利活用>
・下水汚泥広域利活用マニュアル 【概要】/【本編】/【資料編】
○各種ガイドライン
○パンフレット
○関連法令・基本計画等
○関連データ
※ 主な掲載データ
・下水汚泥リサイクル率、下水道バイオマスリサイクル率、下水汚泥エネルギー化率の都道府県別データ
・下水処理場におけるバイオガス発電、下水汚泥固形燃料化、下水熱利用の実施箇所一覧
・ディスポーザーの導入状況調査結果 等