国土交通省では、脱炭素社会の実現に貢献する下水道の将来像を定め、関係者が一体となって取り組むべき総合的な施策とその実施工程表を「脱炭素社会への貢献のあり方検討小委員会報告書」としてとりまとめたところ、脱炭素・循環型社会への転換を先導する「グリーンイノベーション下水道」を目指し、今後、下水道管理者である地方公共団体等の関係者が、下水道の有するポテンシャルの最大活用、温室効果ガスの積極的な削減、地域との連携といった更なる取組を図ることが期待されています。 特に、生ごみ、剪定枝、刈草等の地域バイオマスの下水処理場への集約、下水熱等の利活用による、下水道を核としたバイオマスステーション化やエネルギー拠点化の取組は、地域の循環型社会形成に貢献するとともに、下水道の付加価値を向上させ、下水道事業の持続性確保にも寄与できるものです。 これらの取組の案件形成を支援するため、国土交通省は、昨年度に引き続き、「下水道エネルギー拠点化コンシェルジュ事業」対象団体を募集します。 |