uc22-041

住民個人の避難行動立案支援ツール

実施事業者株式会社福山コンサルタント
実施場所埼玉県蓮田市 西新宿地区
実施予定-
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浸水の広がりによって避難ルートが遮断される様子を可視化するシステムを開発。防災訓練等での活用を通じて、住民個人ごとの避難行動計画を作成する。

実証実験の概要

水害から身を守るためには、想定されるリスクとそれに応じた避難行動を事前によく理解し、発災時に的確に行動できるよう備えておくことが重要である。今回の実証実験では、3D都市モデルを用いて洪水による浸水の広がりを時系列で可視化し、建物から避難場所への避難ルートが時間経過によって限定されていく様子をわかりやすく表現するシステムを開発。これを住民参加の防災訓練等で用いることで、早期の避難行動への意識を高めることを目指す。

実現したい価値・目指す世界

近年、水害の頻発化・激甚化が進み、その対策の重要性が増している。埼玉県蓮田市は、利根川水系元荒川の氾濫により、市内のほぼ全体が浸水深50cm以上となり、最大3m以上ともなることが想定されている、水害リスクの高い地域である(想定最大規模降雨時(L2))。氾濫発生時には浸水により避難ルートが遮断され、建物が孤立する可能性もあるため、住民における水害リスクへの理解と早期の避難行動の促進が重要な課題となっている。

こうした災害に対する適切な理解・行動を促すには、地域が受ける被害とそれを回避するために取るべき行動を具体的にイメージすることが有効であり、被害とそれに対してとるべき行動の一体的な理解を促すソリューションが必要である。
今回の実証実験では、3D都市モデルをベースとして、洪水による浸水が時系列に従って徐々に広がっていく様子を三次元化する。さらに、浸水範囲に応じた適切な避難ルートを検索・可視化するシステムを開発することで、個々の建物から避難場所への避難ルートが浸水の広がりによって徐々に遮断され、最終的には孤立してしまうリスクをわかりやすく表現する。

開発したアプリケーションは、住民参加型の防災訓練等で活用し、住居等の個人の属性ごとの災害リスクの理解を促す。この学習に基づき、マイ・タイムライン等の住民個人の避難行動計画を作成することにより、早期の避難行動への意識を高め、防災意識の啓発や行動変容につなげる。

対象エリアの地図(2D)
対象エリアの地図(3D)