
河川概要
源流から河口までの様子
嘉瀬川は、その源を佐賀県佐賀市三瀬村の背振山系に発し、神水川、天河川、名尾川等の支川を合わせながら南流し、石井樋で多布施川を分派したのち、下流で祗園川を合わせて佐賀平野を貫流し、有明海に注ぐ、幹川流路延長57km、流域面積368km2の一級河川です。
流域の地形は、上流部は脊振山等の1,000mを越える急峻な山地に囲まれています。中・下流部は沖積作用及び主要産業である農業の基盤整備のための干拓によって形成された我が国屈指の穀倉地帯である佐賀平野が広がっています。さらに下流部は最大で約6mにおよぶ有明海の干満の影響を受け、この地方特有の軟弱な粘土層が厚く堆積しています。河床勾配は、上流部は1/50~1/100と急勾配であり、中・下流部は1/1,000~1/5,000と緩勾配になっています。 流域の地質は、上流部の大部分が中生代の風化花崗岩類で覆われており、中・下流部の大部分は沖積層からなり、中流域では砂がち堆積物、下流部では有明海粘土層と呼ばれる泥がち堆積物が厚く分布しています。 平成24年3月には嘉瀬川ダムが完成し、嘉瀬川の治水や佐賀平野に対する水の供給に寄与しています。 ![]()
佐賀平野を流れる嘉瀬川
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平成24年3月に完成した嘉瀬川ダム
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流域図・位置図![]()
嘉瀬川流域図
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