用語集T~Z

TA Traffic Advisory:接近情報。飛行中の航空機同士が異常接近又は空中衝突のおそれがある場合、ACAS(航空機衝突防止装置)により音声及び計器指示を通じてパイロットへ提供される情報のこと。(RAの項参照)
TACAN Tactical Air Navigation System:極超短波全方向方位距離測定装置のことで、軍用を目的として開発されたもので、極超短波を使用し方位及び距離情報を同時に提供する施設である。TACANの距離測定部はDMEと同じ機能のため、VORと併設しVORTACとすることにより、民間航空用の標準施設であるVOR/DMEと同様な使用が可能である。
TBT Tributyltin:トリブチルスズ。船体に貝などの海洋生物が付着するのを防ぐための船底防汚塗料に含まれる有機スズの一種。その毒性による海洋汚染が問題視され、「船舶についての有害な防汚方法の管理に関する国際条約(AFS条約)」が2001年10月にIMO(国際海事機関)において採択された。同条約は2008年9月に発効予定。
なお、我が国では条約採択に先立ち既に使用を禁止している。
TCA Terminal Control Area:進入管制区内の公示された空域であって、レーダー識別されたVFR機に対して当該機の要求に基づくレーダー誘導、当該機の位置情報の提供、進入順位及び待機の助言、レーダー交通情報の提供等の業務が実施される空域をいう。
TCAS Traffic alert and Collision Avoidance System:ACAS(航空機衝突防止装置)の通称。ACASの項参照。
TDM Transportation Demand Management
交通需要マネジメント。都市又は地域レベルの道路交通混雑の緩和を道路利用者の時間の変更、経路の変更、手段の変更、自動車の効率的利用、発生源の調整等、交通需要量を調整(=交通行動の調整)することによって行う手法の体系。
TEU Twenty-foot equivalent units:20ft(コンテナの長さ)に換算したコンテナ取扱個数の単位。
大部分のコンテナオペレーターは、ISO規格の20ftコンテナや40ftコンテナ等の形状(容積)が異なる複数のコンテナを採用しているため、場合により、コンテナの単純合計個数で取扱量を計るよりも、20ftコンテナ1個を1TEU、40ftコンテナを2TEUとして計算する方が実態を適切に把握することができる。
TWDL Two Way Datalink:双方向データリンク。管制官とパイロットとの間の通信に使用する双方向のデータリンクシステム。
TWN The Workplace Networkの略称。
日本を含む欧米14カ国における政府機関、郵便・通信事業等のための施設の供給や管理運用を担当する国及び民間の機関により、1991年に設立された国際機関である。施設のマネジメント等に関する問題について戦略的・実践的な情報とアイデアの交換を行う組織である。
VAAC Volcanic Ash Advisory Center:航空機の火山灰による災害を防止するため、火山灰の状況を監視・解析し、各国の気象監視局等へ情報を提供している機関のことで、現在、世界に9つのVAACがある。我が国においては太平洋北西部とアジアの一部を担当領域として、気象庁本庁に東京VAACが設置されている。
VFR →IFR・VFR
VHFデータリンク 地上と航空機との間の通信について、音声による通信ではなく、機上と地上のコンピューターをVHF電波により接続して、運航情報等の大量のデータを高速で正確に伝送できるようにするシステム。
VICS Vehicle Information and Communication System
道路交通情報通信システム。渋滞・規制・道路案内・駐車場などの道路交通情報を車載器へリアルタイムに提供するシステム。
VMC →IMC・VMC
VOLMET 飛行中の航空機が、航行の安全を図るため目的地の主要空港の気象状態を把握できるよう、短波又は超短波の無線電話により定常的に行っている放送である。東京ボルメット放送(東京ボルメット無線電話通報)は気象庁本庁が担当し、7空港の定時実況報と、2空港の飛行場予報及び福岡FIRのシグメット情報の発表状況を、毎時10分からと40分からのそれぞれ5分間、英語の平文を用いて放送している。
VOR VHF Omnidirectional Radio Range:超短波全方向式無線標識施設のことで、超短波を用いて有効到達距離内のすべての航空機に対し、VOR施設からの磁北に対する方位を連続的に指示することができ、航空路の要所にVOR施設を設置することにより航空機は、正確に航空路を飛行することができる。また、VHF帯を利用しているため雷雨等の影響が少なく飛行コースを正確に指示することができる。
WECPNL Weighted Equivalent Continuous Perceived Noise Level:加重等価平均感覚騒音レベル。1日に通過する全航空機の騒音のうるささを評価する尺度で、騒音が発生する頻度や時間帯を考慮したものである。なお、わが国ではWECPNLの略算式として、次の式を用いている。WECPNL=dB(A)+10logN-27dB(A):通過全航空機の騒音レベルのピーク値をパワー平均したものN:通過全航空機数(19時から22時は3倍に、22時から翌朝7時までは10倍に加重)
WMO World Meteorological Organization:世界の気象業務の調和と統一のとれた発展及び推進に資するために設けられた国際連合の専門機関の一つで、1950年に世界気象機関条約に基づき設立された。2008年1月、182ヵ国及び6領域(香港等)が構成員として加盟している(我が国は1953年に加盟)。事務局は、スイス連邦のジュネーブ市に置かれている。
WTO(貿易関係) World Trade World Trade Organization:世界貿易機関。ウルグアイ・ラウンドの交渉結果として、世界貿易機関を設立するマラケシュ協定に基づき、各国市場の開放を通して国際貿易の一層の促進を図る観点から、95年に設立された国際機関。前身のGATTが物品貿易のみを対象としたのに対し、WTOでは物品貿易に加えて、不動産分野・建築分野・建設分野並びに海運等の運輸分野、観光分野をはじめとするサービス貿易等をも対象としている。
YOKOSO! JAPAN大使 外国人旅行者の受入体制に関する仕組みの構築及び外国人に対する日本の魅力の発信といった外国人旅行者の訪日に関する事業について、他の関係者の手本となる優れた取組みを行った者を「YOKOSO! JAPAN 大使」として任命。
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