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株式会社野村総合研究所(NRI)

株式会社野村総合研究所(NRI)

  • 創業:1965年
  • 従業員数:6,353名(2020年3月現在)
  • 本社所在地:東京都千代田区
  • 事業内容:コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス
  • ワーケーションは通称「三好キャンプ」と呼ばれ、1ヶ月間の中期滞在型キャンプを年に3回実施

ワーケーション導入の時期やきっかけ、理由は?

三好キャンプから始まったワーケーション

  •  ワーケーションへの取り組みは2017年から始まり、徳島県三好市にある古民家で、平日は通常の業務を行い、週末は休暇を取る仕組みで、1ヶ月間を前後2週間で区切り、延べ15~16人が参加するキャンプを年3回実施しています。通称“三好キャンプ”と呼ばれています。目的のひとつは社員の業務的なモチベーションを維持するための解決策で、もうひとつは働く環境を変えることによって社員に気付きや発見があり、イノベーションが生まれることへの期待です。三好市を選んだのは、市役所に出向していた当社の社員がコーディネーターとなってくれたおかげであり、これによって地元の人とスムーズに人間関係を作ることもできました。そういう都会と地方の両方を知る人が橋渡しをしてくれるのはとても重要だと思いました。隠れたキーマンですね。

導入後に社員に変化、効果はありましたか?

これからは多様性を求められる時代、会社の中だけにいたらイノベーションは起きない

  •  体験した社員の成長ぶりが成果となっています。考え方も変わり、地方に対する課題に対して視野が広がったとか、時間の使い方を考え直そうと思ったとか、また地域での活動に対して地元の人から直接感謝の言葉をかけられたことに感動し、自分が役立てたことに喜ぶなど、会社にいると気付けなかったという感想が多いようです。これからはもうDXの時代で、そういった日頃の生活の中からの気付きがサービスになっていくわけですから、もっと課題を見つけていくような考え方に変えなければいけないですね。それにはやはり会社の中にいるだけではなく、外に出て修業する必要性があるのだと思います。

地域での活動に対し、自治体から良かったといわれる点はありますか?

自分達の存在や活動が地域に刺激を与える、地域の人達に会いに行くことを価値として捉える

  •  自分達が行ったことで凄く刺激を受けたと地域の皆さんによくいわれます。三好市の高校で出張授業をやったことがあって、市役所の方々が見学に来ていたんですが、その後、今度は市役所の方達自身が自分達で企画して高校で授業を始めました。自分達の活動が、地域にそういうきっかけを作り、刺激を与えることができたかなと。また、三好市は県外からの移住者が多く、地方で頑張っている方々と話しをすると、反対に自分達も刺激を受けるのです。地域に自分達と交流できるような人達がいると、また行きたいと思うようになりますね。

もっと地域とこういうことをやってみたいなど、何か考えていることはありますか?

自社の社員の人材育成を兼ねながら、地域の方の人材育成にも繋がる試みを!

  •  当社の人材開発部で三好市を使った人材教育を立ち上げようという企画が2020年から出ています。地元の方にヒアリングしながら現地の課題を見つけ、その解決策を考えていこうというもので、現地に行って10人ぐらいが2つか3つのグループに分かれてやるときに、地元の市役所や商工会議所の若手の方々にも入ってもらい同じような研修を受けてもらう。テレワークの活用により長期滞在も可能になることで、地域課題を解決すると同時に地域の方の人材教育にも協力する、そういったより地域密着型の取り組みをやろうという話しを進めているところです。

インタビューにお答えいただいたのは:データセンターサービス本部 業務管理室 福元 修さん

“サテライトオフィスの魅力は、オフィスの外にある”と感じています。ワーケーションで宿泊先とサテライトオフィスの間をただ往復し仕事してくるだけでは、東京で働いているのと何ら変わらないと思います。オフィスの外に出て環境に触れるとか人に触れるっていうところにこの魅力がいっぱいあるわけで、そこをやらないと意味ないですよね。

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