公園とみどり

都市公園の役割

都市公園をはじめとする緑とオープンスペースは、都市環境の改善等に寄与しています。

市民の活動の場、憩いの場を形成します。

 緑とオープンスペースは、子供からお年寄りまでの幅広い年齢層の自然とのふれあい、レクリエーション活動、健康運動、文化活動等多様な活動の拠点となっています。また、これからは公園の整備・管理や緑化活動へ、より一層市民が参加することが期待されます。
 

市民参加の公園づくりの推進
 
子供から大人まで様々な人々による植樹の実施など、市民が参加する公園整備を進めています。
(びわこ地球市民の森、滋賀県守山市)
健康運動活動の推進
   
地域住民のスポーツやレクリエーションの場として、健康の維持や増進に寄与しています。
(維新百年記念公園、山口県山口市)
生涯学習の推進
   
人々が年齢にかかわらず、自然体験活動に参加できるよう、様々なプログラムを提供しています。
(国営みちのく杜の湖畔公園、宮城県川崎町)
   
環境学習の推進
   
ネイチャーゲーム等を通じた実体験から、環境について学ぶことができる場として活用されています。
(国営木曽三川公園、岐阜県川島町)
   
ユニバーサルデザインの推進
   
レイズドベッドの整備、段差の解消等を始めとする、誰もが利用しやすい公園づくりを行っています。
  (大泉緑地、大阪府堺市)
   
多様な都市公園の利活用の推進
   
市民や民間事業者等からの様々なニーズを踏まえ、行政、市民、専門家等関係者との合意に基づきながら弾力的な公園運営を行うなど、多様な都市公園の利活用が行われています。

第17回規制改革会議地域活性化WG(H27.4.23)国交省提出資料 [PDF: 1.18MB]

豊かな地域づくり、地域の活性化に不可欠です。

 中心市街地のにぎわいの場となる公園・広場の整備や、地域の歴史的・自然的資源を活用した観光振興の拠点の形成などの、地域間の交流・連携の拠点となる緑とオープンスペースの確保は、快適で個性豊かな地域づくりに必要不可欠です。
 

自然的資源の活用
   
農作業の体験等を通じ自然とふれ合うことので きる公園づくりを行っています。
(舞岡公園、神奈川県横浜市)
   
中心市街地の活性化
   
商店街等の中心市街地の活性化を図るため、商業地域等におけるまちのにぎわいや、人々の往来の中心となる公園・緑地の整備を行っています。
(旭川市庁舎広場、北海道旭川市)
   
歴史的資源の活用
   
国営沖縄記念公園首里城地区では、伝統的な琉球王朝文化の象徴であった首里城を復元しました。平成12年度には沖縄県に訪れた観光客の約半分がこの地区を訪れ、沖縄振興・観光の拠点となっています。
(国営沖縄記念公園、沖縄県那覇市)

良好な都市環境を提供します。

 地球温暖化の防止、ヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の保全による良好な都市環境の提供は、我が国の国家的な政策課題です。この課題の解決には、都市公園等の整備、緑地の保全、 緑化の推進による都市における緑とオープンスペースのネットワークの確保が必要です。
 

都市公園等の整備
   
都市公園を整備し、緑豊かな都市環境を創出します。
(座間谷戸山[ざまやとやま]公園、神奈川県座間市)
   
緑化の推進
   
屋上緑化を進めることにより、ヒートアイランド現象を緩和します。 (屋上タイル表面部分と屋上緑化部分に約30℃の温度差が発生しています)
(屋上緑化)
   
再生可能エネルギーの導入の取り組み
   
地球温暖化防止、2050年カーボンニュートラル実現に積極的に努めていくため、都市公園においては、地球温暖化防止の取組として、緑(特に樹木)による二酸化炭素吸収固定対策、緑によるヒートアイランド現象の緩和を通じた二酸化炭素排出抑制対策、再エネ発電施設の設置等に伴う二酸化炭素排出削減対策に取り組んでいくこととしております。都市公園における再生可能エネルギーの導入目標は下記をご覧ください。

都市公園における再生可能エネルギーの導入の取り組み[PDF: 287KB]

都市の安全性を向上させ、地震などの災害から市民を守ります。

 震災・大火の危険性が高い密集市街地は、東京都・大阪府などを中心に全国で約25,000㏊存在しています。このような地区では、震災時の避難地、避難路、延焼防止、復旧・復興の拠点となる防災公園の整備が急務となっています。

防災公園の整備

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