国際

2003年度スリランカ

スリランカ国水管理灌漑省幹部が訪日
国土交通省では、途上国の社会資本整備に携わる高級管理者をわが国に招聘し、わが国の行政制度、技術水準等を紹介することにより建設分野の経済技術交流の円滑化を図ることを目的として要人招聘事業を実施しています。平成15年度は、平成15年11月30日から12月6日の日程で、スリランカ国より次の2名を招聘しました。
  スリランカ国水管理灌漑省
    ダルマセナ(Dharmasena)次官補
ラトナサラ(Ratnasara)灌漑局次長

国土交通省大石技監を表敬訪問(中央がダルマセナ次官補)
スリランカでは、2003年5月に大規模な洪水が発生し、死者が250名にのぼるなど、大きな被害を受けました。このため、同国では本格的な治水対策へのニーズが高まっています。また、今後の和平プロセスの進展に併せ、都市化の進行により治水安全度低下が懸念されるとともに、わが国からの国際協力も拡大することが想定されています。今回の招聘では、水管理灌漑省の技術分野の最高責任者であるダルマセナ次官補に、わが国の治水対策、河川整備の技術を紹介しました。
国土交通省を表敬訪問したダルマセナ次官補、ラトナサラ灌漑局次長の両氏は、大石久和技監、清治真人河川局長と会談し、意見交換を行いました。また、JICA、JBICへの表敬訪問のほか、帰国までの間、日本を代表する大都市圏の都市河川である荒川、淀川において、わが国の最新技術を用いた治水対策を視察しました。

岩淵水門(荒川)を視察

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