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マレーシア

基礎情報

基本事項

国・地域名

マレーシア(Malaysia)

面積

約33万km2

人口

約3,350万人

首都

クアラルンプール

民族

マレー系、中華系、インド系

言語

マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語

宗教

イスラム教(連邦の宗教)64%、仏教19%、キリスト教9%、ヒンドゥー教6%、その他2%

出典

外務省「各国・地域情勢 マレーシア 基礎データ」(2024年3月27日)

政治体制

政体

立憲君主制(議会制民主主義)

元首

イブラヒム第17代国王(2024年1月即位、任期5年。ジョホール州スルタン)

(注)マレーシアの国王は、9州の統治者(スルタン)が統治者会議で互選する。

議会

    二院制
  • 上院:70議席、任期3年。44名は国王任命、26名は州議会指名。
  • 下院:222議席、任期5年。直接選挙(小選挙区制)。
出典

外務省「各国・地域情勢 マレーシア 基礎データ」(2024年3月27日)

経済

主要産業

製造業(電気機器)、農林業(天然ゴム、パーム油、木材)及び鉱業(錫、原油、LNG)

名目GDP(10億米ドル)

374(2021年)、407(2022年)、400(2023年)

一人当り名目GDP(米ドル)

11,134(2021年)、11,993(2022年)、11,648(2023年)

実質GDP成長率(%)

3.3(2021年)、8.7(2022年)、3.7(2023年)

消費者物価上昇率(%)

2.5(2021年)、3.3(2022年)、2.5(2023年)

貿易額(100万米ドル)

単位:100万リンギット

〔輸出〕

1,241,022(2021年)、1,550,009(2022年)、1,425,677(2023年)

〔輸入〕

987,344(2021年)、1,293,811(2022年)、1,211,573(2023年)

主要貿易品目

〔輸出〕

電気製品、パ-ム油、化学製品、原油・石油製品、LNG、機械・器具製品、金属製品、科学光学設備、ゴム製品等

〔輸入〕

電気製品、製造機器、化学製品、輸送機器、金属製品、原油・石油製品、鉄鋼製品、科学光学設備、食料品等

貿易相手国

〔輸出〕

シンガポール、中国、米国、香港、日本(2023年)

〔輸入〕

中国、シンガポール、米国、台湾、日本(2023年)

対日貿易(100万米ドル)

〔輸出〕

19,691(2021年)、25,998(2022年)、20,188(2023年)

〔輸入〕

15,602(2021年)、16,467(2022年)、13,940(2023年)

主要対日貿易品目

〔日本の主要輸出品目〕

電気機器(25.5%)
輸送機器(15.9%)
一般機械(12.8%)
鉄鋼(5.8%)
プラスチック製品(4.1%)

〔日本の主要輸入品目〕

鉱物性燃料等(36.7%)
電気機器(22.5%)
精密機器(5.2%)
一般機械(3.8%)
動植物油脂(3.5%)

日本からの直接投資(億円)

3,506(2020年)、4,197(2021年)、3,989(2022年)

通貨

リンギット

為替レート

1米ドル=4.59リンギット、1リンギット=30.83円

(2023年12月29日終値(マレーシア中央銀行))

在留邦人

2万657人(2023年10月1日現在)

(外務省「海外在留邦人数調査統計」)

日系企業数

1,617拠点(令和5年10月1日現在)

(外務省「海外進出日系企業拠点数調査_2023年調査結果」)

出典

〔名目GDP、一人当り名目GDP〕

世界銀行「World Bank Open Data


〔主要産業、主要貿易品目、貿易相手国、為替レート〕

外務省「各国・地域情勢 マレーシア 基礎データ」(2024年3月27日)


〔主要対日貿易品目、在留邦人、日系企業数〕

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る マレーシア 概況 日本との関係」(2024年6月5日)


〔日本からの直接投資〕

財務省「対外・対内直接投資の推移(国際収支マニュアル第6版準拠) 3.対外直接投資(地域別)


〔実質GDP成長率、消費者物価上昇率、対日貿易〕

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る マレーシア 基礎的経済指標」(2024年6月5日)


〔貿易額〕

日本貿易振興機構(JETRO)「マレーシアの貿易投資年報

労働力関係

失業率(%)

4.6(2021年)、3.9(2022年)、3.4(2023年)

労働時間

  • 1日の労働時間は原則8時間以内とされている。一週間の総労働時間は48時間を超えてはならない。
  • 1日に労働者を10時間以上拘束することも禁止されている。これは労働を開始した時間から連続10時間を意味し、 その間の休憩時間や作業休止時間すべてを含む。
  • 5時間を超えて連続労働させる場合、使用者は労働者に30分以上の休憩時間を与えなければならない。

賃金(米ドル)

クアラルンプール
  • ワーカー
  • 基本給:430
    年間負担総額:7,395
  • エンジニア
  • 基本給:818
    年間負担総額:13,211
  • 中間管理職
  • 基本給:1,649
    年間負担総額:29,033
  • スタッフ
  • 基本給:941
    年間負担総額:14,983

(年間負担総額は基本給、諸手当、社会保障、残業代、賞与などを含む)

※ワーカーは実務経験3年程度の作業員/エンジニアは専門学校/大卒以上、実務経験5年程度のエンジニア/中間管理職は大卒以上、実務経験10年程度のマネージャー/スタッフは実務経験3年程度の一般職

法定最低賃金

317/月(14.6/日・1.52/時) (2022年5月1日改定)

出典

〔失業率〕

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る マレーシア 基礎的経済指標」(2024年6月5日)


〔労働時間〕

厚生労働省「2019年 海外情勢報告」第5章 第2節 マレーシア


〔賃金、法定最低賃金〕

日本貿易振興機構(JETRO)「投資コスト比較 クアラルンプール(マレーシア)」(2024年11月)

生活環境

気候

気候はいわゆる常夏で、日中の気温は年間を通じて24度から32度となるが、夜間・早朝にかけては比較的涼しくなる。10月から2月が雨季にあたるため降水量が多くなる。

治安、医療

【本情報については日々更新される可能性が高いため、常に最新情報を外務省HP等でご参照ください】

〔治安〕

2023年におけるマレーシアの犯罪届出件数は52,444件であり、前年比で1,631件増加している。マレーシアの凶悪犯罪発生件数は近年減少傾向にあったが、コロナ禍以降において人流が活発となったことを背景に2023年から増加に転じている。スリや置引き・ひったくりなどの街頭犯罪や家屋への侵入窃盗の発生件数は引き続き高水準にあることから、十分注意が必要である。。

〔危険度〕

●サバ州東側の島嶼部および周辺海域ならびに一部のサバ州東海岸(サンダカン、ラハ・ダトゥ、クナ及びセンポルナ周辺地域)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●サバ州東海岸のうち、レベル3発出以外の地域(タワウを含む)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

〔医療〕

医療機関は比較的充実しており、大きな私立病院であれば設備も十分に整っているため特に問題なく受診可能である。こうした病院の多くでは海外旅行傷害保険があればキャッシュレスで受診可能である。ほとんどの医師は英語を話し、日本人スタッフや日本語での診療が可能な医師が勤務している私立病院もある。このような医療機関は一般に高額なので、海外旅行傷害保険に加入しておくことをお勧めする。

慣習等の留意点

憲法上イスラム教を国教(連邦の宗教)と定めており、人口の半分以上を占めるイスラム教徒(マレー系とごく一部の中国系およびインド系)の教義、風俗、習慣等を踏まえ、以下の点について留意する必要がある。

  • (1)酒、豚は摂らない。
  • (2)左手は不浄とされているので、握手、物の受渡しは右手を使う。
  • (3)人差し指で指すことは失礼なこととされているため、親指を使う。
  • (4)頭は身体の神聖な部分とされているため、子供の頭をなでたりはしない。
  • (5)婦人に対しては、男性から握手を求めない。
  • (6)日没から夕方の祈りの時間が始まるので、日没後1時間程度は訪問及び電話を避ける。また、イスラム教徒を招待する夜の行事には、開始時間の配慮が必要である。
  • (7)イスラム教徒は毎年、イスラム歴に従って約1か月間、日の出から日没までの間は飲食・喫煙等を断つ「断食」がある。この期間中、イスラム教徒を食事に招待する等の場合は、相手の都合に配慮する必要がある。
出典

〔気候、医療〕

外務省「在外公館医務官情報 マレーシア」(2023年8月9日)


〔治安、慣習等の留意点、危険度〕

外務省「海外安全ホームページ マレーシア 安全対策基礎データ

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