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トルコ

基礎情報

基本事項

国・地域名

トルコ共和国(Republic of Türkiye)

面積

780,576km2

人口

85,279,553人(2022年、トルコ国家統計庁)

首都

アンカラ

民族

トルコ人

(南東部を中心にクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等)

言語

トルコ語(公用語)

宗教

イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)が大部分を占める。

その他ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒等。

出典

外務省「各国・地域情勢 トルコ 基礎データ」(2024年1月29日)

政治体制

政体

共和制

元首

レジェップ・タイップ・エルドアン大統領(H.E. Mr. Recep Tayyip ERDOĞAN)

(2023年6月3日再任:任期5年)

議会

一院制 (600議席 任期5年 拘束式比例代表制)

議長:ヌーマン・クルトゥルムシュ(H. E. Prof. Dr. Numan KURTULMUŞ)

出典

外務省「各国・地域情勢 トルコ 基礎データ」(2024年1月29日)

経済

主要産業

サービス業(52.7%)、製造業(22%)、工業(31.1%)、農業(5.6%)((対GDP比(%)2021年 世銀)

名目GDP(10億米ドル)

820(2021年)、907(2022年)、1,108(2023年)

一人当り名目GDP(米ドル)

9,663.9(2021年)、10,622.0(2022年)、12,849.0(2023年)

実質GDP成長率(%)

11.4(2021年)、5.5(2022年)、4.5(2023年)

消費者物価上昇率(%)

36.1(2021年)、64.3(2022年)、64.8(2023年)

貿易額(100万米ドル)

〔輸出〕

225,214(2021年)、254,170(2022年)、255,438(2023年)

〔輸入〕

271,426(2021年) 363,711(2022年)、361,765(2023年)

主要貿易品目

〔輸出〕

自動車・部品(11.1%)、機械類(9.2%)、鉄鋼(7.6%)、電気機器・部品(5.3%)

〔輸入〕

燃料及び鉱物油類(18.7%)、機械類(11.4%)、鉄鋼(10.2%)、電気機器・部品(7.4%)

貿易相手国

〔輸出〕

ドイツ(8.6%)、米国(6.5%)、英国(6.1%)…日本(0.2%、第71位)

〔輸入〕

中国(11.9%)、ロシア(10.7%)、ドイツ(8.0%)…日本(1.6%、第14位)

対日貿易(100万米ドル)

〔輸出〕

811(2021年)、1,032(2022年)、1,115(2023年)

〔輸入〕

3,189(2021年)、3,233(2022年)、3,993(2023年)

主要対日貿易品目

〔日本の主要輸出品目〕

食料品(39.7%)、衣類・同付属品(11.7%)、原料別製品(10.1%)

〔日本の主要輸入品目〕

一般機械(25.8%)、輸送用機器(23.2%)、原料別製品(19.7%)、電気機器(18.4%)

日本からの直接投資(億円)

702(2021年)、592(2022年) 、518(2023年)

通貨

トルコ・リラ

為替レート

トルコ・リラ=約4.8円(2024年1月時点)

在留邦人

1,752人(2023年10月1日現在)

(外務省「海外在留邦人数調査統計」)

日系企業数

296拠点(令和5年10月1日現在)

(外務省「海外進出日系企業拠点数調査_2023年調査結果」)

出典

〔主要産業、主要貿易品目、貿易相手国、通貨、為替レート、在留邦人〕

外務省「各国・地域情勢 トルコ 基礎データ」(2024年1月29日)


〔名目GDP、一人当りGDP、実質GDP成長率、消費者物価上昇率、貿易額、対日貿易、日本からの直接投資〕

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る トルコ 基礎的経済指標」(2024年6月24日)


〔主要対日貿易品目、日本からの直接投資、 日系企業数〕

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る トルコ 概況 日本との関係」(2024年6月24日)

労働力関係

失業率(%)

12.0(2021)、10.4(2022)、9.4(2023)

労働力の質

製造業:

トルコは製造業が強い国の一つであり、自動車、繊維、電化製品などの分野で特に知られている。技術革新と自動化の導入により、効率的な製造プロセスの重要性が高まっている。

海外輸出:

トルコの地理的な位置は、ヨーロッパ、中東、アジアへの輸出に有利である。国際貿易の知識を持つ人材が求められている。

  • DX(デジタルトランスフォーメーション): トルコ企業もデジタル化を進めており、DX関連のスキルを持つ人材の需要が増加している。
  • AI(人工知能)とソフトウェアエンジニアリング: AIの発展により、技術職としてのソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストの需要が高まっている。
労働時間:

トルコでは、労働時間がEU諸国よりも長いことがある。特にプロジェクトベースの仕事や技術職では、納期を守るために長時間労働が発生することがある。

賃金:

トルコの平均賃金は、EUの多くの国と比べると低い傾向がある。ただし、これは職種や業界、地域によって異なることがある。特に技術職や国際的なビジネスに携わる職種では、比較的高い賃金が提示されることがある。

労働時間

〔法定労働時間〕

週45時間

賃金(米ドル)

イスタンブール
  • ワーカー(一般工職)
  • 月額:678~1,049
  • エンジニア(中堅技術者)
  • 月額:1,129~2,934
  • 中間管理職(課長クラス)
  • 月額:1,302~3,347
  • スタッフ(一般職)
  • 月額:(1)805~1,427
       (2)899~3,003
  • スタッフ(営業職)
  • 月額:(1)1,174~2,061
       (2)1,851~6,427
  • マネージャー(課長クラス)
  • 月額:2,622~5,471

法定最低賃金

502/月(グロス)、427/月(ネット)

出典

〔失業率〕

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る トルコ 基礎的経済指標」(2024年6月24日)


〔労働力の質、労働時間〕

国際協力銀行「トルコの投資環境」(2014年10月)第19章 労働事情


〔賃金、最低賃金〕

日本貿易振興機構(JETRO)「投資コスト比較 イスタンブール(トルコ)

生活環境

気候

国土の大半を占める内陸部は大陸性気候で寒暖の差が激しく、乾燥している。首都のアンカラや観光地のカッパドキアは内陸部にあり、夏は40度、冬はマイナス20度近くになる。エーゲ海・地中海沿岸地方は、夏は乾燥して暑く、冬は温暖である。黒海沿岸地方は、トルコで最も降水量が多い地域である。東部の高原地帯は積雪があり、路面が凍結することもある酷寒地である。

治安、危険度、医療

【本情報については日々更新される可能性が高いため、常に最新情報を外務省HP等でご参照ください】

〔治安〕

トルコ内務省は犯罪統計を発表しておらず、数値による犯罪発生状況の分析ができないが、一般的に殺人や強盗等の凶悪犯罪は多い傾向がある。一見して外国人と分かる日本人は、各種犯罪のターゲットとなり易く注意が必要である。また、トルコ国内には違法な銃器が多数流通していると言われており、ささいなトラブルから銃器犯罪に発展する事件が頻発していることから、銃器犯罪に巻き込まれないよう十分な注意が必要である。

2022年11月13日、観光客で賑わうイスタンブール中心部のイスティクラル通りで6名が死亡、80名以上が負傷する爆弾テロ事件が発生した。トルコ治安当局は、同テロ事件はクルド労働者党(PKK)によるものと断定し、テロ組織関係者の摘発に注力している。また、引き続きISILに対するテロ対策オペレーションも連日のように実施している。

〔危険度〕

●シリアとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

●ディヤルバクル県及びイラクとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●ハッカーリ県、シュルナク県、ハタイ県、キリス県、ガジアンテプ県、シャンルウルファ県、マルディン県の一部(シリア又はイラクとの国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●イスタンブール県、東部11県(トゥンジェリ、エラズー、ビンギョル、ムシュ、ビトリス、ヴァン、ウードゥル、カルス、アール、エルズルム、エルジンジャン)及び南東部5県(バトマン、シールト、アドゥヤマンの全域(継続)
ガジアンテプ、シャンルウルファの県都以北(引き下げ)
レベル1:十分注意してください。

〔医療〕

主要な観光地には外国人患者を対象とする私立総合病院があり、救急外来を24時間受診可能な病院も多くあるが、状況によっては医療設備の整ったイスタンブール又はアンカラの私立総合病院への移送を考える必要がある。なお、一般的には公立病院では英語を理解する医療従事者は少ないため、受診の際には通訳が必要となる。私立病院の医療費は非常に高額であるため、事前に海外旅行保険への加入が必要である。

慣習等の留意点

一般的に明るく陽気で、概して親日的と言われている。ただし、すべての人が親切だとは限らないことに十分留意する必要がある。

出典

〔気候〕

厚生労働省検疫所「FORTH 海外で健康に過ごすために 国・地域別情報 トルコ


〔治安、慣習等の留意点、危険度〕

外務省「海外安全ホームページ トルコ 安全対策基礎データ」(2024年11月)


〔医療〕

外務省「世界の医療事情 トルコ」(2022年10月1日)

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