コラム

連携機関一般社団法人 日本ワーケーション協会

vol.04
ワーケーションの風景 ワーケーションの風景 ワーケーションの風景

日本と世界のワーケーション

ノマド

ワーケーションへの活動内容は?

国内外場所を変えて豊かに暮らし働く手段であるワーケーションをはじめ、多様で豊かなライフスタイルを共に創り、それに伴う地域共創を深めていきたいという想いで活動しています。
具体的には、ワーケーションなどを中心としたライフスタイルやワークスタイルに関係するようなイベントの主催や協力、後援、各地での講演活動やアドバイザリー、自治体やDMOからの相談、ワークショップの開催、モニターツアーの補助のほか、情報発信やコミュニティの運営、私たちとともに場所を変えて豊かに暮らし働くライフスタイルを共創する「公認ワーケーションコンシェルジュ」の任命等を幅広く行っています。

世界のワーケーションの考え方とは?

日本はフリーランス率が世界と比較すると低く、ワーケーションは働き方や企業をベースとして語られることも多いですが、本質は場所を変えて豊かに暮らし、働く手段であり、多様化する社会の中でのライフスタイルの一つの選択肢だと感じています。
世界を見るとフリーランス率も高く、デジタルノマドと呼ばれる場所を問わず仕事をする方が多くいて、その中心は30代前後と若いことが特徴です。また、ノマドビザやワーケーションビザで受け入れを促進する国も出てきており、エストニアやマレーシア等が導入しているほか、韓国でも導入を決めています。

導入に向けて企業が取り組むべき必要なポイントとは?

ワーケーションを直接的に考えると非常に頭が硬くなりますので、働ける場所の多様化、またそれを認めていける制度や社内風土などを整えていくことが重要です。それは従来の働き方からの脱却です。0か100かではなく、時々出かけたりする30や70ぐらいの多様性を認めていけるかが非常にポイントとなります。リモートワーク時代に分断されたコミュニケーションづくりのためにオフサイトミーティング等を試しにやってみることも非常に効果的で、硬く考えずに、軽やかにまずはやってみることが大切です。

今後さらに重要となるワーケーションの価値とは?

ワーケーションに関わっている人たちの多くは基本的に明るく、前向きです。場所を変えて豊かに暮らし働く手段を通して、理想の生き方を見つけていく人も多いです。ワーケーションはどこの地域の人が、どこへ行っても問題ありません。これからは単なる都市から地方への一方通行ではなく、世界中から自地域へ、自地域から世界へと、グローバルに考えていくことで、2035年に世界のノマド人口が10億人になると言われている市場の中に、日本も参加することができると考えています。

DATA

連携機関名
一般社団法人 日本ワーケーション協会
所在地
京都市(本部)、長野県軽井沢町、長崎県雲仙市、札幌市
創業年
2020年7月
事業内容
イベントの運営や協力、講演活動、情報配信、ワークショップの運営・企画、コミュニティの運営など

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