テレワークを社内に浸透させ、勤務場所をオフィスに限定せずに働けるようにするなど、アフターコロナの「新しい働き方」の実現のため、当社ではこれまでも様々な制度を導入してきました。
その中で、社員からの「ワーケーション制度を取り入れてほしい」という声や、個人の生活や考えに合わせた働き方が社員の働きやすさにつながるという考えから、ワーケーション制度を導入しました。2021年7月に制度を開始してから2022年1月までの7ヶ月間で、利用回数は135回、利用人数は89人と、多くの社員が利用しています。
社員が休みを取ることのハードルが下がったように感じています。例えば、長期休みの際、「パソコン持ち出し禁止」としてしまうと、その分の仕事が溜まってしまいますし、部内の引き継ぎの労力もかかってしまいます。外出先でもパソコンに触ることができる、セキュリティを担保したワーケーション制度があることで、有休をしっかり消化しながらも安心して休みをとることができ、社員がリフレッシュすることで仕事のモチベーション向上にもつながるのではないとかと思っています。
また、実際にワーケーションを利用した社員からは、「気分転換のため、1ヶ月間沖縄で仕事をしてみたらリフレッシュできた」「妻の里帰り出産に同行できてよかった」「関西の実家で仕事をして、休日はUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)で余暇を満喫できた」など、前向きな意見が多いです。
ワーケーション導入への取組に悩まれているようでしたら、その悩みや課題に感じていることを洗い出してみることをおすすめします。大きな課題等を洗い出し、まずは始めてみることが大切だと思います。また、ワーケーション先で仕事が捗らなければ、社員は自分自身でそのことを問題視しますし、ワーケーション先でもしっかり仕事に取り組もうとしています。社員のQOLを上げるためワーケーションを導入してみる、やってみてから精査し、整えていくのも一つのやり方ではないかと思います。