コラム

先行取組企業キャップクラウド株式会社

vol.16
ワーケーションの風景 ワーケーションの風景 ワーケーションの風景

働き方選択制度

サテライトオフィス

社員のQOL向上に

ワーケーションを取り組むきっかけとなった理由は?

会社設立当初からテレワークが可能な社内制度はありましたが、ワーケーションといったさらに働き方の選択肢を増やす試みを開始したのは新型コロナウイルスの流行がきっかけです。
感染拡大の影響を受けて、社員の働く場所や時間の選択をより多くすることが会社の生産性を落とさないようにするための一つの方法だと考えて、2020年6月から「働き方選択制度」を導入しました。

ワーケーションを導入する上で、まず取り組むべきことは?

新たな働き方を会社で導入する際は、離れた場所でも円滑に働くための“ツールの導入”や、一緒に働く社員が公平に働き方を選べるようにするための“制度の導入”、ツールと制度を使いこなすための“文化の醸成”が必要だと考えています。
どれか一つでも欠けてしまうとせっかく整備した仕組みを使ってもらえなかったり、いつもより業務の生産性が落ちてしまったりと問題が発生するので、すべてを同時進行で整えていく必要があると感じています。

実施しているワーケーションの具体例は?

山梨県富士吉田市にサテライトオフィスを設けており、当社の社員であれば業務内容に関係なく勤務できる仕組みを整えています。
新宿から高速バスで2時間ほどの距離にある富士吉田市は、コンパクトシティならではの徒歩でも移動できる利便性を兼ね備えながら、圧倒的な富士山の存在感を市内のあちこちから感じられ、非日常感を味わうことができます。
また、市内には富士急ハイランドや温泉、新世界乾杯通り(飲み屋街)などのバケーション要素も多々あり、ワーケーションの通勤時間がかからないメリットを活かし、業務都合に合わせつつ、リフレッシュの時間を楽しんでいる社員もいます。

ワーケーションによって生まれた効果は?

これまで東京圏で働く社員は、平日のほとんどの日を自宅と会社の往復というライフスタイルで過ごしていたと思います。しかし、ワーケーションを実践した社員は、仕事帰りに地域のお店の店主と交流をしたり、コワーキングスペースで行われているイベントに参加したりと、自宅と会社以外の場所にもコミュニティをつくることができているようです。
日常的に関わるコミュニティの数が増えることで、社員のQOL向上が達成できたと感じています。

DATA

社名
キャップクラウド株式会社
本社所在地
東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRiD
創業年
2014年
従業員数
30名
事業内容
中小企業向けのクラウドソリューション事業、地方創生テレワーク事業
ワーケーション導入年
2020年

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