アジアハイウェイ路線とその現状シンガポールにおけるアジアハイウェイ・ネットワークは、シンガポールからの提案により、第2リンケージ経由の路線を追加して、2002年5月のネットワーク見直しのための専門家会合で見直しが行われる予定であったが、ASEANにおける優先輸送経路の選定を巡る両国の対立が原因で、現時点でも両国間の結節地点については合意に至っていない。従って、シンガポール国内のアジアハイウェイ路線については、起点ならびに経路に若干の変更があったものの、従前の路線を踏襲する形になっている。表-1にシンガポールのアジアハイウェイ路線の概要を示す。
表-1 シンガポールのアジアハイウェイ路線
データ出典:Asian Highway Database 2005 表-2にシンガポールのアジアハイウェイ路線の現況を示す。なお、シンガポールのアジアハイウェイは、すべて高速道路ならびに都市内道路であり、そのため全線4車線以上の舗装道路となっている。 表-2 シンガポールのアジアハイウェイ路線の現状
データ出典:Asian Highway Database 2005 日本の援助動向、日本との関係既に中進国となっているシンガポールに対する日本の援助は、技術協力に限定されている。表-3及び図-1にシンガポールに対する日本の援助の推移を示す。また、シンガポールの道路整備に対する日本の過去の協力実績を表-4に示すが、シンガポールの道路整備に対する最近の日本の援助は、開発調査が1件のみである。 表-3 シンガポールに対する日本の援助の推移
図-1 シンガポールに対する日本の援助の推移
表-4 シンガポールの道路整備に対する日本の協力実績
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